セルラー・ネットワーク内の同期は、モバイル・サービス の品質を確保するために非常に重要です。無線アクセ ス・ネットワーク(RAN)は、非同期のパケット交換技術に 急速に移行していますが、パケット遅延の変動やパケッ ト・ロスが生じており、タイミングの配信および復旧がIP バックホールへの移行に伴う大きな課題になっていま す。
ETX-204Aは強力な同期化機能を持ち、また TDMoIP、CESoPSNおよびSAToP規格の広範なスード ワイヤ・サポートを行うことにより、パケット・バックホ ール上で2G、3Gおよび4Gトラフィックの高精度でシ ームレスな配信を確実に行います。これによりモバイ ル・オペレ―タやトランスポート・プロバイダは、サー ビスの中断、障害セルの伝送、および過度の呼損な どのリスクを無くすことができるため、PSN上で信頼 できるリアルタイム・トラフィックの伝送を行うことが できます。またクロック・トラフィックに対しQoSプラ イオリティを確保し、また最大16ppb(10億分の1)の 周波数精度など、音声およびビデオ・トラフィックに 対しSDH/SONETまたはそれ以上のパフォーマンス要 求をサポートします。
ETX-204AのSyncToP™ スイートは、IEEE 1588v2の PPT(Precision Time Protocol)、Sync-E(同期イーサネ ット)および内蔵の入出力クロック・インターフェース を使用したクロック復旧および配信機能が含まれま す。またこの装置は、ネットワークからのクロック受信 に1588v2を採用し、それをSync-Eでセル・サイトに配 信するなど各種のクロック転送方法の変換を柔軟に サポートします。
さらにETX-A装置は、次世代の無線アクセス・ネットワ ーク(RAN)でマネージド・サービス品質を提供するた め、モバイル・オペレ―タはイーサネット・アグリゲー ションにOAMおよびSLA実行機能を組み合わせ、LTE eNode B、HSDPA基地局、またはWiMAXセル・サイト で3.5G/4Gのサービス性能を向上させることができま す。
ETX-201A、ETX-202AおよびETX-204Aは、サービスの 中断や費用がかかるオンサイトの点検を行わずに、 リモートおよび自動で不良箇所を特定できるイーサ ネット拡張OAM機能が搭載されています。これらの 装置の包括的なイーサネットOAMスイートには、イ ーサネット・リンクOAM(IEEE規格802.3-2005、旧 802.3ah)、イーサネット・サービスOAM(IEEE 802.1ag) およびパフォーマンス測定(ITU-T Y.1731)が含まれま す。
Non-intrusive OAMベースのループバック・テストに 加えて、ETX-A分界装置は、VLAN毎、EVC毎または EVC.CoS毎に行われるレイヤ1、レイヤ2およびレイヤ 3のループバックをサポートします。それによって送 信元と送信先MACアドレスは、テスト中でないトラフ ィック・フローを中断することなく、スワップできま す。
ETX-201A、ETX-202AおよびETX-204A装置には、フロ ー毎に遅延、ジッターおよびパケット配信性能を保証 しながら複数の優先順位を持つトラフィックを扱う高 度なソフトウェア・ベースの機能が搭載されています。これらの装は、VLAN ID、VLAN優先順位(Pビット)、DSCP/ToS、加入者用ポート、およびそれらの組み合 せを含むユーザ定義の基準に応じたトラフィックの 分類をサポートします。また各キャリアは、メータリン グ、ポリシー設定およびシェーピング機能を使って、 あらかじめ定義されたCIR(認定情報レート)やEIR(超 過情報レート)プロファイルに応じてユーザ・トラフィ ックのレートを制限できるため、カスタマイズされた サービス・パッケージをサポートし、新たな収入にな るサービスを導入可能です。
増強されたサービス品質はさらに、リアルタイム、プ レミアム、ベスト・エフォート型トラフィックを効率的 に処理するように、Strict Priority (SP-厳格優先度)と Weighted Fair Queue (WFQ-加重フェア・キューラウ ンド・ロビン)を組み合わせた階層構造スケジューリ ング機構によりサポートされます。またETX-A装置 は、インテリジェントなキュー管理と輻輳防止用 に、WRED(Weighted Random Early Detection:重み 付けランダム早期検出)ポリシーを使用します。
ETX-A装置は、VLANスタッキング(QインQ)をサポー トするため、各サービス・プロバイダはネットワーク 内で必要なVLAN IDの数を最小限にしながら、ユー ザ・トラフィックの透過転送が可能です。
またETX-A分界装置は、Pビット・リマーキング機能が 搭載され、これは色別のPビット値をネットワークの イングレス・ポイントでイーサネット・フレームに割り 当て、メトロ・イーサネット・ネットワークでのメータリ ング接続を保証します。当装置のQoSエンジンがCIR/ EIRパラメータに応じて“黄色”のマークを付けたユー ザ・トラフィックには、そのステータスと優先順位を示 す新しいPビットが割り当てられるため、輻輳時には 802.1Qと802.1adのネットワーク・エレメントによって 最初に破棄されます。これは特に“Discard elibible:廃 棄処分対象”(黄色)の無いカラー認識のネットワーク や、カラー認識しないネットワークで有用です。
ETX-A装置は、アクセス・リンクを保護し、リンク障害 時にサービスの継続性を保証するために、デュア ル・ホーミングおよびシングル・ホーミングの冗長構 成を提供します。さらに、これらの装置はイーサネッ ト・ループのリスクを伴わずにサービス復旧を行うリ ング・トポロジを用いて、ERPS(Ethernet Rings Protection Switching:イーサネット・リング保護交 換)をサポートします。
ETX-201A、ETX-202AおよびETX-204Aは、ASCIIターミ ナル(RS-232)を介したローカル・マネジメントを含む 柔軟なマネジメント機能が搭載されています。さらに リモート・マネジメントは、ネットワークやユーザ・ポ ートまたは専用マネジメント・ポートを使用してインバンドまたはアウトオブバンドで実行できます。VLANを使用することにより、マネジメント・トラフ ィックとユーザ・トラフィックの分離が維持されます。 アドバンストFCAPS(フォルト、設定、管理、パフォーマ ンス、セキュリティ)および診断ツールは、SNMPをベ ースとしたGUIを介して、RADのキャリア・クラスのエ レメント・マネジメント・システムであるRADview- EMSにより提供されます。
またETX-A装置は、CLIオーバーTelnet、SNMP、Web サーバおよびTFTPを含むさまざまなアクセス・プロト コルもサポートします。組み込まれたセキュリティ機能 には、SSH(Secure Shell)、WebベースのSSL(Secure Socket Layer)、SNMPv3、RADIUS、およびマネジメント・ アクセス制御リスト(ACL)が含まれます。